告訴事実の書き方39(詐欺5 その他の詐欺)

 ホテルの無銭宿泊

 他人名義クレジットカード不正利用

 取り込み詐欺

 解説
 取り込み詐欺は、通常の商取引との線引きが難しいとされています。これは、商品等をメーカーや問屋などから仕入れて販売する業者が、経営難から資金が不足したり、または、あるはずだった入金が受けられなかったこと等から、仕入れた商品の代金が支払えなくなることは珍しいことではないからです。よって、実務で取り込み詐欺かどうかを見分ける一つのポイントは、「購入金額より安く販売」したことを目安にします。購入金額より安く販売すれば当然赤字ですから、まともな会社なら普通やりません。また、初めから取り込み詐欺をやる目的で始めた会社は、社員が全員偽名を使います。

 保険金詐欺


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。

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