警察官の不倫【元警視庁刑事のコラム】

 もちろん、警察官だけではなく、一般社会や民間企業においても不倫はモラル的に許されない行為として広く認識されています。現在はほとんど使われていませんが、昭和の時代は教師、医師、警察官は「聖職者」と呼ばれ、清廉潔白な私生活が強く求められました。警察官が犯罪を犯すことは当然に許されませんが、同様に不倫もまた発覚した場合には厳しく処分されます。
 とはいえ、男女は本来引き合うものですから、強い自制心を持たないとくっついてしまいます。警察組織では、年間何度も倫理教養を行い、不倫や不正行為の防止を呼びかけていますが、不倫は無くならないのが現実です。
 こんな話しがあります。かつて、女性警察官は交通課に多く配置され、ミニパトで駐車違反を取り締まるのがメインの仕事でした。それが民間委託(駐車監視員)になり、さらに男女雇用機会均等化の流れで、男性警察官と同じ部署に転用されることになりました。それまで男性警察官しかいなかった自動車警ら隊にも配置されました。自動車警ら隊(通称自ら隊)は、二人一組でパトカーに乗り、不審者に職質して薬物や刃物などの禁制品所持事件として検挙する部署です。勤務は連続26時間勤務の三部制です。男女が狭い車の中に丸一日以上一緒にいれば、そういう関係にならないほうが奇跡です。案の定、自ら隊では不倫が爆発的に発生し、以後男女をペアで乗車させる配置は無くなりました。
 これ以上書くとどこかから電話がかかってきそうなのでこの辺で止めておきます。


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。

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