警察署の目の前にあるガソリンスタンドが使えなかった件【元警察官のコラム】
23区内の某警察署に配属となったときのことです。署の目の前にガソリンスタンドがありました。当然、ここがパトカーなどにガソリンを入れる「指定給油所」だと思いました。
ここで、警察車両への給油方法を説明します。2010年代くらいまでは、警察署内に自前の給油機があってそこで署の車にガソリンを入れていました。ところが、理由はよくわかりませんが、2010年代以降にこれらの給油機は取り外されて、一般のガソリンスタンドで給油するようになりました。各警察署は、管内の1つまたは2つのガソリンスタンドと契約し「指定給油所」として利用することになったのです。
冒頭の話に戻りますが、この署ではなぜか目の前のガソリンスタンドが「指定給油所」ではなく、車で走って10~15分もかかる隣接署管内のガソリンスタンドが「指定給油所」となっていました。そこで不思議に思い、同僚に尋ねてみると「昔は目の前のスタンドが指定だったんだけど、署員がそのスタンド経営者の娘さんに違反切符を切ったため、経営者が怒って指定を打ち切ったんです。」とのことでした。実はこれ警察あるあるで、以前はお巡りさん大歓迎だった飲食店が、切符一本切られたせいで「○○署警察官おことわり」となった例を結構聞いたことがあります。昔(30年くらい前)は、違反切符を切られても、協力者なら「交通課長がなかったことにする」という裏技があったという話を聞いたことがありますが、もちろん現代ではそんなことはできません。
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。
