告訴状は弁護士と行政書士のどちらに依頼すべき?違い・費用・メリットを比較
告訴状の作成を専門家へ依頼する場合、「弁護士と行政書士のどちらに依頼すればよいのか」と悩む方は少なくありません。
両者には法律上できる業務に大きな違いがあり、依頼費用や受けられるサポート内容も異なります。
弁護士と行政書士の違い
弁護士と行政書士の主な違いは、次のとおりです。
- 弁護士
- 告訴状の作成
- 警察・検察との交渉
- 告訴への立会い
- 示談交渉
- 民事訴訟・刑事裁判の代理
- 法律問題全般への対応
- 行政書士
- 告訴状・告発状などの書類作成
- 法律に基づく書類作成のサポート
- 告訴状提出時の同行(交渉や抗議はできない)
行政書士は告訴状を作成できますが、警察との交渉や代理人として活動することは法律上できません。そのため、警察が告訴状を受理しない場合は、原則として本人が対応することになります。
弁護士に告訴状作成を依頼するメリット
弁護士へ依頼する最大のメリットは、警察や検察との交渉ができることです。
告訴状を作成するだけでなく、
- 告訴の受理に向けた対応
- 警察・検察との連絡・交渉
- 示談交渉
- 民事・刑事裁判への対応
まで一貫して依頼できます。
事件が複雑である場合や、加害者との交渉が必要になる可能性が高い場合には、弁護士への依頼が適しています。
弁護士費用の相場
弁護士へ依頼した場合の費用相場は次のとおりです。
- 着手金:40万円~
- 告訴受理に関する成功報酬:20万円~
- 起訴・有罪等の成功報酬:20万円~
- 合計:約80万円以上
事案によっては100万円を超えるケースも珍しくありません。
費用は高額ですが、法律上認められた代理権を活用し、告訴受理から裁判まで幅広いサポートを受けられることが大きなメリットです。
行政書士に告訴状作成を依頼するメリット
行政書士は、告訴状・告発状の作成を専門的にサポートする専門家です。
警察との交渉や代理活動はできませんが、費用を抑えながら専門的な告訴状を作成できる点が大きな魅力です。
特に、
- 告訴状を自分で作成する自信がない
- できるだけ費用を抑えたい
- 書類の完成度を高めたい
という方に向いています。
行政書士費用の相場
行政書士へ依頼した場合の費用相場は次のとおりです。
- 最低価格:約3万3,000円
- 一般的な相場:5万~15万円程度
- 高額な事務所:約20万円前後
- 成功報酬:取らない事務所が多数派
弁護士へ依頼する場合と比較すると、費用を大幅に抑えられるケースが多く、コストパフォーマンスを重視する方に選ばれています。
告訴状は弁護士と行政書士のどちらを選ぶべき?
どちらを選ぶべきかは、事件の内容や希望するサポートによって異なります。
弁護士がおすすめのケース
- 警察・検察との交渉も任せたい
- 告訴受理の可能性を高めたい
- 示談交渉や裁判まで依頼したい
- 法律問題全般について相談したい
行政書士がおすすめのケース
- 告訴状の作成だけ依頼したい
- 費用をできるだけ抑えたい
- 自分で警察へ提出する予定である
まとめ
弁護士と行政書士では、法律上できる業務が大きく異なります。
- 弁護士は費用は高額ですが、警察との交渉や示談、裁判まで一貫して対応できます。
- 行政書士は比較的低価格で告訴状・告発状を作成できることが大きなメリットです。
なお、行政書士へ依頼する場合は、刑事事件や警察実務に精通した行政書士を選ぶことが重要です。元刑事として捜査や告訴実務を経験した行政書士であれば、警察の運用や受理実務を踏まえた告訴状作成が期待できます。
専門家ごとの特徴を理解したうえで、ご自身の事件内容や予算に合った依頼先を選択しましょう。
○警察への告訴状・告発状の作成は元警視庁刑事の行政書士にお任せください。こちら
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました。
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。


