警視庁警察署の駐車事情【元警視庁刑事のコラム】
地方の警察署に行くと駐車場がやけに広くて驚くと同時にうらやましく思います。優に100台は置けるんじゃないかと思う署もあります。では、警視庁はどうなのかと言いますと、三多摩地区の署では結構広い駐車場を持った署がありますが、23区内の署は一部の新しい署を除き、ひどい駐車事情です。私がいた浅草署では、署の公用車を署内のスペースに置くことができず、歩いて5分~10分くらいかかる民間駐車場を2箇所借りてそこに置いている状況でした。公用車ですら置けないのですから、もちろん外来用の駐車スペースは1台分もありません。高島平署は、署の玄関前に「当署は来庁者用の駐車スペースはありません」と書かれた大きな看板を掲げているくらいです。
碑文谷(ひもんや)署の駐車場は、狭い出入口があってその奥に中庭式の駐車場がありますが、ここのルールは車のキーを抜かないことでした(本来は盗難等防止のため抜かないとなりません)。とにかく何十台もの車がひしめき合っており、2時間も止めておくと自分の車は一番奥に移動させられており、出すには7台も8台も動かさなくてはなりません。しかし、ぎゅう詰めなので、その7台8台の車を置く場所がないのです。しかもその最中に新たな車両が出入口から入ってくるので、もう戦争状態です。あの駐車場だけは二度と止めたくありません。
AI版(内容は同じです)
警察署の駐車場事情|地方と東京都内でこんなに違う?驚きの実態とは
地方の警察署に行くと、駐車場がやけに広くて驚くと同時にうらやましく感じることがあります。中には100台以上駐車できる警察署もあるほどです。しかし、東京都内の警視庁管轄の警察署は駐車スペースが極端に不足していることをご存じでしょうか?
地方の警察署は駐車場が広い!
地方の警察署は、建物の敷地面積が広く、駐車場も十分に確保されていることが多いです。公用車だけでなく、来庁者のための駐車スペースもしっかり整備されているため、車で訪れても困ることはほとんどありません。
東京都23区内の警察署の駐車場事情はひどい?
一方で、東京都内の特に23区内の警察署は駐車スペースが不足しているのが現状です。
例えば、浅草警察署では、署内に公用車を駐車するスペースがなく、徒歩5~10分の場所にある民間駐車場を借りている状況です。当然、来庁者用の駐車スペースは1台分も確保されていません。
また、高島平警察署では、署の玄関前に「当署は来庁者用の駐車スペースはありません」という大きな看板を掲げているほど、駐車環境が厳しいです。
碑文谷警察署の駐車場はまるでパズルゲーム?
碑文谷警察署の駐車場も特に厳しい環境の一つです。
- 出入口が狭く、奥には中庭式の駐車場がある
- キーを抜かないルール(盗難防止のため本来は抜くのが原則)
- 数時間駐車すると、奥に移動されてしまい出すのが困難
- 車を出すために7~8台動かさなければならない
- その間にも新たな車両が入ってきて大混乱状態
このように、東京都内の警察署では駐車場不足が深刻な問題となっており、来庁者は事前に公共交通機関で訪れることを推奨されるほどです。
まとめ|警察署の駐車場不足問題は今後も続く?
地方では広々とした駐車場が確保されている一方、東京都内の警視庁管轄の警察署では駐車場不足が深刻な問題となっています。特に23区内の警察署では来庁者用の駐車スペースがないことが多いため、訪問する際は電車やバスを利用するのがベストです。
警察署に車で行く際は、事前に駐車場の有無を確認し、スムーズな訪問を心がけましょう!
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。
