警察人生で一番キツかった勤務体制【元警視庁警察官のコラム】

1995年、オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生しました。当時、私は、警視庁巡査として、赤坂警察署赤坂二丁目交番で勤務していました。そして、赤坂警察署管内には、オウム真理教の青山総本部があったため、急遽警備体制が組まれ、我々交番勤務員は総本部周辺の警戒に24時間体制で就くことになりました。しかし、交番を空ける訳にはいかないため、通常4つある係を再編して3つとして3部制とし、交番勤務後に総本部警戒に就くことになりました。その勤務内容は次のとおりです。
1日目:午前8:30出勤、翌日まで24時間の交番勤務
2日目:午前10:00勤務終了、一旦帰宅、午後8:00再出勤、総本部に向かい現場で日勤の機動隊員と交代、翌朝まで約12時間の警戒勤務
3日目:午前9:30日勤の機動隊員と交代、午前10:00帰宅

この3日サイクルが2か月くらい続きました。50歳代の警察官の中には疲労から倒れる者もいました。私は当時30歳でしたが、それでも3日目の夜勤明けは何もする気が起きず、家に帰るとシャワーを浴び、酒を一気飲みしてから気絶するように寝ました。夜中に一度目が覚めるので、また酒をがーっと飲んでそのまま翌朝まで寝ていました。
後にも先にも、警察人生でこんなキツかった激務はこのとき以外ありません。


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。

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