稼働率50%だった三菱ギャランのパトカーの話【元刑事のコラム】
警視庁大井警察署で勤務していた90年代の終わり頃、大井警察署に3台あったうちの1台が三菱ギャランでした。これが三菱のリコール隠しで悪名高い「GDIエンジン」を積んだ車で、とにかく故障しまくりでした。このエンジン、世界初の「シリンダー内電子制御ガソリン直接噴射」という鳴り物入りで発売されたものでしたが、シリンダー内に大量の煤煙が貯まるという致命的欠陥があり、すぐにエンジン不調になってしまうのです。したがって、1か月稼働すると調子が悪くなって三菱のディーラー工場に1か月入庫、戻ってきて1か月稼働するとまた入庫の繰り返し、年間通しての稼働率はタイトル通り50%程度でした。他の2台のパトカー(日産クルーだったと思います)は全くと言っていいほど故障はなく、長期間入庫するなんてことはありませんでした。
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。
