警察官の乗る自転車(通称白チャリ)【元警察官が解説】

 警視庁の交番勤務員の足はなんと言っても自転車です。都内の警察署は管内が狭く、また駐車場がない交番がほとんどだからです。私が警察官になった1992年当時の白チャリは、変速ギアがなく、ブレーキもワイヤー式ではなくて金属ロッド式で、とにかく重く、またギアがないので上り坂はめちゃくちゃキツかった思い出があります。中には「こんな重いチャリじゃ泥棒に追いつけない」と言って、自腹で購入したマウンテンバイクを交番に持ち込んで乗っている先輩もいたくらいです。ちょっと変わった装備としては、マグネットで白チャリ後部の四角い箱(通称弁当箱)にくっつけて使う電池式の赤色灯(パトランプ)がありました。夜間の交通事故現場などで、交通整理用に役立った記憶があります。1990年代終わり頃に配備されましたが、その後10年くらいで自然消滅的に無くなりました。
 現在の白チャリは内装3段式のギアが付き、ブレーキもワイヤー式になってだいぶ快適になっています。


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。

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