【警視庁の裏側】内部から恐れられ、嫌われている4つの部署とは?その理由を徹底解説

「警察官の敵は警察官!?」

警視庁には数多くの部署(所属)が存在しますが、その中には「他の部署(警察署員)から本気で嫌がられている部署」が存在します。

なぜ彼らは同じ警察官から煙たがられてしまうのか?その理由は、彼らが優秀すぎるがゆえの「任務内容」にありました。今回は、警察内部で恐れられる4つの部署とその実態に迫ります。


1. 警察署員が最も恐れる天敵「方面本部(ほうめんほんぶ)」

恐怖の抜き打ちチェック「随時監察(随監)」の実態

警視庁は東京都内を10のエリアに分け、第一から第十までの「方面本部」を設置しています。各方面本部は、エリア内の警察署を指導・監督する上位組織です。

警察署員が最も恐れているのが、方面本部による「随時監察(通称:随監/ずいかん)」です。

  • 嫌われる理由: 方面本部の警部クラスが、深夜や早朝に予告なく警察署や交番を急襲(抜き打ち検査)するため。
  • チェックされる内容:
    • 勤務表どおりに正しく勤務しているか
    • 簿冊(書類)や装備品が規定どおりに準備・記載されているか
    • 留置施設の巡視がルール通りに行われているか
  • ペナルティ: 違反や不備が見つかれば、軽くて「注意」、最悪の場合は「懲戒処分」が下されます。

【ここがポイント】 方面本部長は警察署長よりも階級が上のため、指導や処分は絶対です。「警察官を狩る警察官」として、現場の警察署員からはとにかく嫌われています。


2. 深夜の警察署に激震が走る「自動車警ら隊(自ら隊)」

優秀すぎる職務質問が、内勤員の負担になる理由

通称「自ら隊(じらたい)」と呼ばれる自動車警ら隊。彼らの主な任務は、職務質問(職質)による各種犯罪の検挙です。110番通報の対応や交通違反の取り締まりは基本的に行わず、ひたすら職務質問で薬物事件や銃刀法違反などの現行犯逮捕を狙います。

  • 嫌われる理由: 深夜や早朝、警察署に突然「ハードな事件(逮捕者)」を持ち込むため。
  • 被害を受ける部署: 警察署の「内勤員」(主に生活安全課や組織犯罪対策課など)。
  • 現場の本音: 逮捕者が出ると、受け入れた警察署側は膨大な書類作成や手続きに追われ、徹夜を余儀なくされます。警察署としては「来るな」とは言えず、よほど多忙でない限り受け入れざるを得ないため、非常に嫌がられています。

3. 自ら隊を超えるエグい待ち伏せ「遊撃隊(ゆうげきたい)」

地域部地域総務課に所属する「私服」の職質プロ集団

地域部地域総務課に所属する「遊撃隊」も、基本的には自動車警ら隊と同じく、職務質問による検挙をメインとする部隊です。しかし、その手法は自ら隊以上にシビアです。

  • 嫌われる理由: 自ら隊よりもさらに「エグい」方法で検挙を狙うため。
  • 具体的な手法: 例えば、覚醒剤の依存症者が注射器(ポンプ)を買いに来るショップの周辺で、私服姿になって執念深く待ち伏せをするなど、ターゲットを確実に仕留める執念を持っています。
  • 身内からの評価: その容赦ない仕事ぶりから、自ら隊以上に警察署員から警戒され、嫌われています。

4. 身内の不祥事を絶対に許さない「人事一課監察(かんさつ)」

尾行・張り込みで身内を狩る、究極の「警察の中の警察」

方面本部と同じく、まさに「警察官を狩る警察官」の筆頭が「人事一課監察」です。警察官による各種不祥事を専門に取り締まります。

  • ターゲットとなる不祥事: 不倫(不適切な異性交際)、借金トラブル、その他規律違反など。
  • 驚愕の手口: 不祥事の噂を嗅ぎつけるやいなや、「およそ警察官には見えない格好(私服)」に変装し、対象の警察官を徹底的に尾行・張り込みして決定的な現場を押さえます。
  • 最悪の結末(懲戒解雇): 監察に捕まれば、最悪の場合は「懲戒解雇(クビ)」となります。そうなると、何十年勤務していようとも退職金は一円も支給されません

まとめ:嫌われるのは「任務に忠実」である証拠

紹介した4つの部署が警察内部で嫌われている理由は、決してその部署で働く警察官の人間性に問題があるからではありません。

むしろ、組織の規律を守るため、そして街の治安を維持するために、自らの任務をプロフェッショナルとして忠実に遂行している証拠と言えます。身内に対してすら妥協を許さない厳正さがあるからこそ、警察組織の治安が保たれているのかもしれません。

※本記事に記載した内容は、あくまで各部署がその任務の性質上、他部署から敬遠されやすいという実態を解説したものであり、特定の警察官を批判するものではありません。


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。

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