新宿警察署歌舞伎町交番【元刑事が解説】
私は新宿警察署に正式に配置された経験はありませんが、警視庁本部の生活経済課に勤務していた頃、歌舞伎町のぼったくりバー被害があまりにも多発していたため、夜間に歌舞伎町交番へ応援勤務に行かされたことがあります。
そこで目の当たりにしたのは、想像をはるかに超える“日本一忙しい交番”と言われる現場でした。
歌舞伎町交番の規模に驚いた
まず驚いたのは、歌舞伎町交番の建物の大きさです。
一般的な交番といえば、コンパクトな建物をイメージする方が多いでしょう。しかし歌舞伎町交番は、敷地面積こそ特別広くはないものの、多層構造の大規模な施設でした。
私が勤務した際の印象では、通常の交番とはまったく別物で、「ここは本当に交番なのか」と感じたほどです。それだけ歌舞伎町という日本有数の繁華街の治安維持が重要視されているということでしょう。
歌舞伎町交番の警察官の人数が異常に多い
次に驚いたのが、勤務している警察官の人数です。
通常の交番であれば、勤務員は2人前後。駅前などの忙しい交番でも5~6人程度というのが一般的です。
ところが、私が応援勤務に入った日の歌舞伎町交番には、15人もの警察官がいました。
しかも、皆若く、機敏で、見るからに優秀そうな警察官ばかりでした。
これは、歌舞伎町エリアがそれだけ事件・トラブル・110番通報の多い地域であることを物語っています。
ぼったくり被害・110番通報・現行犯逮捕の連続
本当に驚いたのは、その圧倒的な忙しさです。
午後7時頃になると、歌舞伎町交番の管内で次々と110番通報が入ります。
勤務員は通報のたびに現場へ急行します。
そして10~15分後には無線で、
「カブキ1から新宿PSあて、午後○時○分、○○罪で現逮」
という連絡が流れてきます。
つまり、現場に急行して短時間で現行犯逮捕しているのです。
こうした対応が、1回や2回ではありません。1~2時間に何度も繰り返されるのです。
現行犯逮捕の裏側|警察官の仕事は逮捕して終わりではない
一般の方は「犯人を捕まえれば終わり」と思うかもしれません。
しかし実際の警察官の仕事はそこからが本番です。
現行犯逮捕すると、
- 被疑者をパトカーで警察署へ連行
- 主幹の内勤へ引き渡し
- 現行犯人逮捕手続書の作成
- その他捜査書類の作成
- 関係者からの事情聴取
- 証拠品の整理
- 被疑者に持病がある場合の病院診療護送立ち会い
など、多くの業務が待っています。
1件の処理に数8時間以上かかることも珍しくありません。
そのため、交番から警察官が一人、また一人と減っていきます。
深夜の歌舞伎町交番に残ったのはたった1人
そうして気づけば、深夜0時を過ぎた頃には、歌舞伎町交番に残っていた勤務員はたった1人でした。
「15人もいたのに、もう1人しかいないのか」
と衝撃を受けたのを今でも覚えています。
それでも次々と事件やトラブルは発生します。
新宿・歌舞伎町という街の治安を守る警察官の激務を、身をもって実感した夜でした。
○警察への告訴状・告発状の作成は元警視庁刑事の行政書士にお任せください。こちら
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました。
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。


