事件・事故にあったら110番と警察署に電話 どっちが早い?【元刑事が解説】

結論から言うと、緊急の事件や事故なら、警察署の代表電話ではなく110番通報のほうが圧倒的に早いです。

「近くの警察署に直接電話したほうが早いのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際の警察の仕組みを知っている立場から言えば、それは大きな誤解です。

2026年現在、多くの警察署では、企業のコールセンターのような自動音声ガイダンスを導入しています。

警察署の代表電話にかけると、

「こちらは○○警察署です。緊急の事件・事故は電話を切って110番におかけ直しください。ご用件によって担当部署におつなぎしますので、該当する番号を押してください」

といった案内が流れます。

落とし物、免許更新、住所変更、各種相談など、用件ごとに振り分けられる仕組みですが、この案内を聞いて担当部署につながるまでにかなり時間がかかることがあります。

さらに、ようやく警察署の警察官につながって事情を説明できたとしても、それで即座にパトカーが動くわけではありません。

警察署で電話を受けた警察官は、内容を確認したうえで無線指令担当へ連絡し、現場対応の指示を出す流れになるため、その分のタイムラグが発生します。

一方、110番通報は緊急対応専用の仕組みです。

110番にかけると、混雑していなければ比較的すぐ警察官が応答し、通報内容をリアルタイムで入力します。必要な情報は即座に指令系統へ共有され、現場の警察官へ迅速に伝達されます。

つまり、

警察署代表電話 → 担当部署 → 警察官が内容確認 → 指令連絡 → 現場対応

ではなく、

110番 → 指令系統へ即共有 → 現場対応

という流れになるため、対応スピードに大きな差が出るのです。

こんなときは迷わず110番

  • 交通事故に遭った
  • 不審者がいる
  • 泥棒・詐欺・暴力など犯罪被害に遭っている
  • 今まさにトラブルが起きている
  • 身の危険を感じる

こうした緊急性のある事件・事故は、警察署の電話番号を調べるより110番通報が最優先です。

緊急ではない相談は警察署や相談窓口へ

一方で、

  • 落とし物・拾得物
  • 免許更新
  • 住所変更
  • 生活トラブル相談
  • 緊急ではない被害相談

などは、警察署の代表電話や警察相談ダイヤルを利用するのが適切です

○警察への告訴状・告発状の作成は元警視庁刑事の行政書士にお任せください。こちら


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。

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