警察官の宿直勤務は眠れません【元刑事が解説】
子どもの頃、NHK教育テレビで「はたらくおじさん」という番組をやっていてよく観ていました。その中で消防士の仕事を紹介した回があり、こんなシーンがずっと記憶に残っていました。消防隊員たちが深夜、休憩室の布団でぐっすり寝ていて、そこに非常ベルの音が鳴ると、全員飛び起きて吹き抜けの床にある棒をスルスル伝って1階に降り、消防車で現場に行くというシーンでした。なぜか私は、警察も同じなんだろうと勝手に記憶に擦り込んでしまったのです。
実際に警察官になって、自分の勝手な思い込みが完全に間違っていたことを知りました。警察官は外勤も内勤も基本的に宿直勤務時の深夜は起きています。勤務制度上は、深夜帯は交互に休憩を取って仮眠できるようになってはいるのですが、110番や電話や来所者が次々入ってくるので休憩できないのです。雨の日などで、比較的通報が少ない日に「今日は寝ても大丈夫かな」と思って休憩室で横になっていても「淺利係長~、ケンカ傷害でゲンタイ(現行犯逮捕)入りました~」「淺利係長~、変死入りました~」などと呼ばれてすぐに起こされることが度々なので、自席の机でうつらうつらしたほうがマシとなるのです。
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました。
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。


