警察官になったらできないこと
私が警察官になった1990年代は、警察官になったらできないことがいろいろありました。具体的に挙げますと、自動二輪車所有、危険なスポーツ(ダイビング、ヒルクライム等)、ギャンブル、サラ金利用、共産圏(中国、ロシア等)への海外旅行、勤務中のアクセサリー類の着用(結婚指輪もダメ)などです。現在、これらの中で今でもダメなのは、共産圏への旅行くらいではないでしょうか。自動二輪車に乗っている人は多く、ハーレー乗りも多いです。私が警察学校を出た頃は、バイク乗りは隠れてこっそり乗っていましたが、事故を起こしたりしてバレると何らかの処分や不利益を受けていました。アクセサリー類については、さすがにピアスをしている人はいませんが、結婚指輪やブレスレット類をしている人は普通にいます。ただし、格闘になって相手を制圧する際に、相手の身体を傷つけるおそれがあるので、あまり推奨はされません。実際にできることできないことは、各都道府県警によって異なる部分もありますので、これから採用試験を受ける人はご自分で確認してください。
淺利 大輔
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。