実録!これが特殊詐欺の手口です。(大阪府警)

実録!これが特殊詐欺の手口です。

オレオレ詐欺に注意!

息子や孫のフリをして、現金をだまし取る手口

息子や孫のフリをして電話をかけ、「風邪を引いて声の調子が悪い」、「今から病院に行く。」等と言って、息子や孫と声が違うことをごまかした上、「友達の会社のお金を横領して株を買ったことがバレた。今日中にお金を返さないと訴えられる。」、「不倫相手を妊娠させた。示談金が必要。」等と言って、いわゆる親心につけ込み現金をだまし取ろうとする、オレオレ詐欺電話が多発しており、この音声は孫のフリをした詐欺電話です。

ウェブサイト内の「わかりやすい!特殊詐欺被害防止啓発コーナー(防犯チラシなど)」にも「防犯速報オレオレ詐欺!(息子編)」を掲載しており、息子になりすまして現金をだまし取る手口を紹介しています。

音声と合わせてご覧いただき、被害に遭わないように注意してください。

実録、これがオレオレ詐欺の手口です。

還付金詐欺急増中!

還付金詐欺が多発しています

大阪府内では、自治体や年金事務所(旧社会保険事務所)等の公的機関の職員を騙り、主に65歳以上の方を対象に「医療費の還付金を振り込みます。」「銀行・コンビニ・スーパー・ショッピングセンター等のATMに行って、今から言う番号に電話してください。」などと言って騙し、金融機関等でATMを操作させて、被害者が気付かないまま犯人側の口座に現金を振り込ませる「還付金詐欺」が 多発しています。

「お金を返すからATMに行ってください。」「操作方法を教えるので、ATMから、携帯電話で折り返し電話をしてください。」は詐欺です。

ATMを操作して、あなたの口座に現金が振り込まれることは絶対にありません。

還付金詐欺の被害に遭わないために

「お金を返します。」と言われても、一度は電話を切って、親族や正式な公的機関の窓口に電話をかけ直して事実を確認するなど、必ず誰かに相談しましょう。身近な人に相談できない場合は、最寄りの警察署や自治体の相談窓口など信用できるところに相談してください。

また、多額の入出金はATMではなく、金融機関の窓口で行い、少しでも不審に思ったら、金融機関職員に直接相談してください。

還付金詐欺を見破るポイント

犯人は、

  1. 市役所職員、社会保険庁、社会保険事務所の職員を名乗ります!
  2. 主に「03番号」や「0120番号」に折り返し電話するよう指示します!(携帯電話や「06番号」もあります。)
  3. ATMで医療費や税金等の還付金を受け取るように指示します!

これら3つの内、どれか1つでも該当すれば、詐欺の可能性が高いので、すぐに相談してください。

実録、これが還付金詐欺の手口です。(パート1)

実録、これが還付金詐欺の手口です。(パート2)

架空料金請求詐欺に注意!

電話会社等を騙ったアポ電が多発しています

府下において電話会社等を騙り「料金が未納です。〇番を押してください。」等の自動音声を流し、電話機のボタンを押すように誘導するアポ電が多発しています。
指示に従うと「警察官」や「検察官」を騙った犯人につながり、「口座が犯罪に使用されている。」等と不安を煽り、キャッシュカードをポストに投函させたり、指定口座に送金させる等して、被害者からカードや現金を騙し取ります。

動画をご覧いただき、ご家族やご友人等にも広めていただき、被害に遭わないように注意しましょう。

実録「架空料金請求詐欺の手口」


淺利 大輔

あさり だいすけ

行政書士淺利法務事務所 代表

私は、警視庁警察官として32年間勤務し、そのうち25年間刑事(捜査員)をやってきました。さらにその中でも知能犯捜査関係部署(主として告訴・告発事件を捜査する部署です)の経験が一番長く、数々の告訴・告発事件に携わってきました。刑事部捜査第二課員当時は警視庁本庁舎(霞が関)1階にある聴訴室で、電話帳のように分厚い告訴状や告発状を持参して来られる弁護士先生方を毎日のように相手にし、ここで大いに鍛えられました。
これまでの経験を活かし、告訴事件の相談を受け告訴状をリーズナブルな料金で作成することで、犯罪被害者の方たちを支援できるのではと考えたからです。
「淺利に頼んで良かった」依頼人の方からそう思っていただける行政書士を目指していきます。

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