警視庁町田警察署高ケ坂駐在所巡査長のけん銃自殺未遂について元刑事から一言
2026年5月30日、警視庁町田警察署高ケ坂駐在所で同駐在所勤務30歳代の巡査長がけん銃で頭を撃って倒れているのが奥さんに発見されました。今年3月には玉川署の独身寮で23歳の巡査、昨年11月には西新井警察署の交番で32歳の巡査長がそれぞれけん銃自殺しており、警視庁ではわずか半年の間に3人もの警察官がけん銃で自らの命を絶とうとしたことになります。警察では、警察官の拳銃自殺が起きる度に、再発防止のため、その違法性や、自殺後の家族のおかれる立場などについて、職員全員に対して教養が行われます。11月、3月の際にも、それぞれ全職員に対する教養が実施されているはずですが、それが効果の無かったことが明らかになってしまいました。
一つ言えることは、けん銃自殺だから公表・報道されているのであり、実際は、けん銃以外で自殺している警察官は他に毎年複数います。パワハラという言葉が使われるようになって久しいですが、警察という縦割り階級社会の中で、パワハラは決して無くなることはないでしょう。警察官は、外では違反者や酔っ払いに怒鳴られ、なじられ、署に戻ると上司や先輩の説教が待っています。寮に帰っても、先輩のしごきを受けることもあります。毎朝の柔道や剣道の練習では、弱い警察官は、強い先輩や上司に投げ飛ばされ、引きずられ、首を絞められます。私も若い頃に先輩に寝技で首を絞められ、その日一日頭痛が治らなかったことがありました。
けん銃自殺が起きると、死亡した警察官は銃刀法の発射罪に問われ、捜査の上、被疑者死亡として検察庁に事件送致されます。遺族や両親は、参考人として取調べを受けることになります。
現役警察官の皆さん、「つらい」「死にたい」と思って涙が出たら、もう限界です。今までよく頑張りましたね。世の中には、毎日帰宅できて、毎日自分の布団で眠れる仕事がたくさんあります。給料は安くなってしまうかもしれませんが、そんなことよりももっと大切なことがあります。心と体が健康であることです。壊れる前に、違う道へ、もっと明るい世界へ踏み出しましょう。
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました。
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。


