警察官が愛用するグッズ【元警視庁刑事のコラム】
警察官には制服や装備品などの支給品がありますが、実際の現場では自費で購入して常備している便利グッズも数多くあります。
交番勤務、刑事、生活安全、交通など部署によって多少違いはありますが、「これは持っている警察官が多い」という定番アイテムがあります。
今回は、元刑事の視点から、警察官が支給品以外で愛用している仕事道具6選をご紹介します。
1.G-SHOCK(ジーショック)|警察官の定番腕時計
警察官に圧倒的な人気を誇る腕時計といえば、G-SHOCKです。
理由はシンプルで、
- 衝撃に強く壊れにくい
- 防水性能が高い
- デジタル表示で時刻を正確に確認できる
- 軽量で実戦向き
という、まさに警察官向けの性能を備えているからです。
警察官の仕事では、
- 逮捕時刻
- 捜索差押えの執行時刻
- 令状の発付時刻
- 書類交付時刻
- 被疑者の釈放時刻
など、秒単位で正確な時刻の記録が必要になる場面が頻繁にあります。
アナログ時計でも確認はできますが、長針・短針の読み違いリスクを考えると、デジタル時計のほうが実務向きです。
また、素材は金属製より樹脂製がおすすめです。被疑者の制圧時に金属部分が相手に当たり、ケガをさせるリスクがあるためです。
2.ポリスメイト|警察官御用達の指印専用インク台
ポリスメイトは、被疑者・被害者・参考人に指印を押してもらうための専用インク台です。
一般的な黒色スタンプ台では指紋がにじんでしまいますが、ポリスメイトなら鮮明な指印を押すことができます。
主なタイプは以下の2種類です。
- 丸型インク台タイプ
- 印鑑ケース+朱肉付きタイプ
警察官にとって、書類作成時の必需品といえるアイテムです。
特に刑事や生活安全部門では、日常的に使用します。
3.白手袋(シロテ)|現場保存の基本アイテム
警察官の定番アイテムとして有名なのが、白手袋(通称:シロテ)です。
これはコンビニやホームセンターで販売されている薄手の白い布製手袋で、軍手とは別物です。
使用目的は主に、
- 現場に自分の指紋を残さない
- 証拠保全
- 現場作業時の軽い保護
です。
事件現場で素手で物を触るのは基本的にNGです。
滑り止め付きタイプもありますが、使い勝手には好みが分かれます。
4.ゴム手袋(ゴムテ)|感染防止の必須装備
ゴム手袋(通称:ゴムテ)も警察官の必需品です。
使用場面としては、
- 酔っ払い対応
- けが人の救護
- 血液や体液への接触
- 変死体の取り扱い
などがあります。
感染症対策の観点から、現在では以前以上に重要な装備になっています。
長時間着用すると蒸れて不快になるため、白手袋の上から重ねて使う警察官もいます。
5.三菱パワータンク|現場で最強のボールペン
元警察官の間で評価が高いボールペンが、三菱の「パワータンク」です。
このボールペンの特徴は、
- 加圧式インクで上向きでも書ける
- 横向きでもインクが途切れにくい
- 雨の日でも比較的書きやすい
- かすれにくい
という点です。
例えば、
交通事故現場
雨天時の実況見分
屋外でのメモ取り
といった状況では、普通のボールペンとの差がはっきり出ます。
まさに現場向けの一本です。
6.朱肉付き印鑑ホルダー|大量の捜査書類を効率化
警察官は非常に多くの書類を作成します。
特に捜査部門では、
- 調書
- 報告書
- 捜索差押関係書類
- 送致書類
など膨大な書類業務があります。
そして多くの書類には、
- 署名
- 押印
- 契印(割り印)
が必要です。
100ページ規模の書類なら、何十回、場合によっては100回以上押印することもあります。
そのため、押すたび自動で朱肉が付く印鑑ホルダーは作業効率を大きく上げてくれる便利アイテムです。
まとめ|警察官の仕事は支給品だけでは回らない
警察官の仕事は、支給品だけで完結するわけではありません。
現場経験を積むほど、「自分に合った道具」を自費で揃えるようになります。
今回ご紹介した警察官の愛用品は以下の6つです。
- G-SHOCK
- ポリスメイト
- 白手袋(シロテ)
- ゴム手袋(ゴムテ)
- 三菱パワータンク
- 朱肉付き印鑑ホルダー
警察官を目指している方や、警察のリアルな仕事道具に興味がある方の参考になれば幸いです。
○警察への告訴状・告発状の作成は元警視庁刑事の行政書士にお任せください。こちら
淺利 大輔
あさり だいすけ
行政書士淺利法務事務所 代表
私は、2024年6月までの32年間、警視庁警察官として勤務し、そのうち25年間を刑事として告訴・告発事件の捜査に携わってきました。
中でも、告訴・告発を中心に扱う知能犯捜査の経験が最も長く、数多くの事件で、実際に告訴状・告発状を受理し、捜査を進めてきました。
刑事部捜査第二課在籍時には、警視庁本庁舎(霞が関)の聴訴室において、告訴状を持参される弁護士の先生方と日々向き合い、
「事件として受理すべきか」「問題点は何か」
その現場の判断基準を、実務の中で徹底的に学び、鍛えられてきました。
だからこそ私は、警察が何を重視し、どこを見て告訴状を判断するのかを、初期段階から具体的に想定しながら作成することができます。
告訴・告発事件については、刑事の中でも専門性を持って取り組んできた分野であり、強い自負があります。
現在は、千葉県犯罪被害者支援センター会員として、
「費用面で弁護士への依頼をためらっている方」
「警察に何度も相談したが、前に進めずにいる方」
そうした犯罪被害者の力になりたいとの思いから、行政書士として告訴状・告発状の作成支援を行っています。
実際に、
「告訴、受理されました。淺利さんにお願いして本当に良かったです」
というご連絡をいただく瞬間が、何よりの喜びであり、この仕事を選んで良かったと心から思う瞬間です。
警察の内側を知る行政書士として、
“受理される可能性を高める告訴状・告発状”を、本気でサポートします。


